Web面接は自宅などで実施されるため、対面の面接に比べて想定外の失敗が起こりやすいです。
例えば面接中にインターネットが切断してしまう・スマホの充電が切れる・カメラが映らなくなるなどの失敗で動揺してしまうこともあるでしょう。
今回の記事では、Web面接の失敗が採用に与える影響とweb面接で失敗してしまった場合の対処法についてまとめました。Web面接に不安を感じているのなら、ぜひ参考にしてください。
Web面接での失敗やトラブルは採用に影響する?
Web面接の失敗は採用に影響を与える可能性があるもの・ないものが存在します。
採用への影響が大きい失敗やトラブル
Web面接の失敗の中でも、採用に影響を与える可能性が高いトラブルは以下の通りです。
・下半身が私服のままだった
・周囲の雑音がうるさくてweb面接が難航した
・全ての質問に対してカンペを読み上げていた
・ビジネスシーンに相応しくないバーチャル背景を使用していた
・スマホを手で持った状態でWEB面接を受けており画面が揺れていた
これは採用への影響が大きなトラブルの一例ですが、どの問題も事前の準備が不足している・応募に対しての意欲が低いと面接官に感じられる失敗だと言えるでしょう。
Web面接前にしっかりとした準備が出来ない応募者に対して、面接官は悪い印象を持ちます。
採用への影響が少ない失敗やトラブル
Web面接の失敗ではあるものの、採用に影響が少ないトラブルには次のようなものがあります。
・面接中に自宅のインターホンが鳴ってしまった
・パソコンの通知音が鳴ってしまった
・Web面接のツール操作にもたついた
・インターネット回線が面接中に途切れた
これらのトラブルは事前準備が不足していたとも言えますが、不可抗力な部分もあるでしょう。
自宅で行う面接で予期せぬトラブルが発生する事態は、ある程度面接官も許容していると言えます。
Web面接での起こりがちな失敗やトラブル
ここでは、Web面接で起こりがちな失敗やトラブルをまとめました。どのトラブルも事前準備で防げるのもあるため、次のような事例を確認して万全の準備を整えてください。
事前準備での失敗
WEB面接の準備が不足して起こる失敗の例は以下の通りです。
充電切れの失敗
WEB面接に使用するパソコンやスマホなどのデバイスが面接中に充電切れになってしまう問題です。WEB面接には多くの電力が消費されるため、可能であれば充電した状態で面接が受けられると良いでしょう。
通知音の失敗
WEB面接で使用するデバイスは電源が落とせないことから、通知を全てオフにしておく必要があります。通知音はもちろん、面接に集中するために通知自体が出ない設定にしておいてください。
画面がいきなりフリーズ
WEB面接中に画面がフリーズしてしまう自体は珍しい話ではありません。画面がフリーズしても音声のみ通信がつながっている事例も多いため、フリーズ時の言動には注意します。
アプリや端末の準備不足
Web面接で使用するアプリや端末は事前に操作方法を確認しておきます。Web面接中にツール操作にもたつかないようにしてください。
通信環境の準備不足
自宅のインターネット環境が悪いと感じているのなら、事前にインターネット環境を見直しましょう。改善が難しい場合はコワーキングスペースやWeb面接に適したレンタルスペースの利用をおすすめします。
通話中の失敗
次に、Web面接中に発生しやすいトラブルの例を紹介しましょう。
部屋着の下半身が映り込んだ
Web面接は上半身しか画面に映らないからと言って、上半身だけスーツを着るようなことをしてはいけません。
ふとした瞬間に下半身が映り込む可能性があることを理解し、必ず全身の身だしなみを整えてください。
面接中にインターホンが鳴った
自宅で面接を受けていると、予想外の来客でインターホンが鳴ってしまう可能性があります。張り紙をしたりインターホンの電源を切ったりするなどの対策をとっておきましょう。
面接中に家族に話しかけられる
Web面接中に家族が入室してしまう・話しかけてしまうことがあります。事前にWeb面接の予定を家族に伝えて協力を仰ぎましょう。
趣味のポスター等が写り込んだ
Web面接時には理想的な背景を用意していたものの、面接中にカメラやパソコンがずれて室内が映り込むトラブルです。特に趣味のポスターは面接官に強い印象を与えてしまうでしょう。
Web面接の画面に映り込む背景付近には何も貼っておかないことをおすすめします。
カメラアングルや視線がずれていた
カメラのアングルが視線がずれたまま面接を進めることは良くありません。カメラが視線より低い位置にある場合、面接官を見下ろす視線で面接を受けることになります。
面接途中でカメラのアングルがずれてしまった時には、面接官に一声かけた上でアングルを修正してください。
Web面接で失敗やトラブルが起きた際の対処法
Web面接で失敗やトラブルが発生してしまっても、正しく対応することで面接官が受ける印象は大きく変わります。
ここではWeb面接の失敗の対処法についてまとめました。
慌てずに冷静に対応する
企業で業務を行う中では何かしらのトラブルは発生するでしょう。トラブル発生時に慌てず冷静な対応が出来れば、プラスの評価につながるでしょう。
そのためWeb面接で失敗してしまった場合も、慌てずに対応することが重要です。
その場ですぐに謝罪
面接官に失礼な行動をしてしまった場合・Web面接の妨げとなる問題が発生した時には、まず最初に謝罪をしてください。
Web面接なのだから仕方がないという姿勢では、相手に悪い印象を与えます。
状況や失敗・トラブルの原因について説明する
インターネットや機器の問題が発生した時には、面接官は状況が分からないことが多いです。
面接中のトラブルは、何が起こっているのか・なぜ起こってしまったのか・どうすれば解消可能であるかを面接官に迅速に説明しましょう。
短時間で解消出来ないトラブルが起こってしまった場合には、今後の対応について面接官に指示してもらいます。
面接の再設定を依頼する
インターネットや機器トラブルがすぐに解消出来ない場合、面接官を何十分も待たせるわけにはいきません。再度Web面接の機会をもらえるように面接官に依頼してください。
基本的に予測不可能なトラブルが発生した時には、面接を再設定してもらえるはずです。
面接前にシミュレーションをして失敗を防ごう
Web面接の失敗の多くは事前準備の際にシミュレーションを行うことで回避出来ます。
Web面接前にインターネット回線を改善する・面接予定時間と同じ時間帯に画面映りを確認しておく・カメラのアングルや照明を調整しておくなどの準備を整え、万全の体制でWeb面接が受けられるようにしてください。
またWeb面接中にトラブルが発生した時には、トラブル対応も評価対象であることを理解して冷静な判断と対応が出来るようにしましょう。