「コンビニで買った履歴書を提出すると選考上、不利になることはあるの?価格は?」
など、コンビニの履歴書を使う際に気になることは多いのではないでしょうか。
アルバイトや転職の求人応募に関わらず、コンビニの履歴書を使うこと自体に問題はありません。選考上不利になることもないため、ご安心ください。
本記事では、コンビニで販売されている履歴書の価格や特徴、コンビニでのプリントアウトの方法まで細かく説明しています。
コンビニで販売されている履歴書の利用を考えている人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
コンビニで売っている履歴書の特徴
コンビニで当たり前に販売されている履歴書は特殊なものなのでしょうか。コンビニで販売されている履歴書の3つの特徴を説明します。
- コンビニで売っている履歴書の多くはJIS規格
- 専門店の履歴書と基本的に違いはない
- コンビニの履歴書を使用しても選考に影響はない
コンビニで売っている履歴書の多くはJIS規格
履歴書はJIS規格、一般用、転職用や、パート・アルバイト用など、用途に合わせてさまざまなタイプが販売されています。
中でもJIS規格に準拠した履歴書は学歴・職歴、免許・資格、志望の動機・アピールポイントや、本人希望記入欄などがバランスよく配置されたスタンダード仕様です。
一般用は、学歴や職歴欄を減らして保有スキルや自己アピール欄を多くとっています。転職用は学歴・職歴の項目に重点を置き、パート・アルバイト用は、健康状態や部活など人柄が分かりやすい仕様に仕上げられています。
コンビニで販売されている履歴書の多くはバランスの良いJIS規格です。特に指定がない場合、履歴書はJIS規格か一般用を使うと良いでしょう。
専門店の履歴書と基本的に違いはない
求人応募の際に、コンビニで買った履歴書とわかると印象が悪くなるのでは?と考える人も少なからずいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、コンビニの履歴書は文房具店やオフィス用品専門店などで購入した履歴書との差はありません。
専門店で販売されている履歴書は、様式や紙質にバリエーションがありますが、本質は同じです。特にこだわりや指定がなければコンビニで販売されている履歴書を使っても問題ありません。
文房具店が近くにない場合は、わざわざ買いに行くよりも最寄りのコンビニで買った方が時間もかからず経済的です。
コンビニの履歴書を使用しても選考に影響はない
コンビニで買った履歴書を提出したとしても選考に影響はありません。用紙にコンビニのロゴや店名が記載されている商品はないため、そもそも応募先企業にわかることはないでしょう。
JIS規格の履歴書では記載項目が統一されているため、内容に差異はありません。そのため、一般的な募集に使うことに関しては、全く問題ないといえるでしょう。購入先は気にせずに、履歴書の内容を充実させ、誤字脱字のない完璧な履歴書を提出しましょう。
手書きの履歴書の場合は、使用している履歴書の様式よりも、丁寧に仕上げられているか、という点の方が重要です。
コンビニで売っている履歴書の値段
コンビニによってセットあたりの履歴書の枚数やサイズ、記入欄のスペースは異なりますが、おおよその価格は120円〜130円です。
B5サイズ4枚入りが120円前後、A4サイズ4枚入りが300円前後と考えておくと良いでしょう。
100円ショップでも履歴書を購入することはできますが、用紙の紙質、罫線入りの下敷きや書き方の手引きの有無に違いがあります。履歴書の品質の観点から、できればコンビニの履歴書を使った方が良いでしょう。
履歴書サイズは指定がなければどれを選んでも構いませんが、就活や転職など正社員採用に応募する場合は、A4サイズの履歴書用紙がスタンダードとなっています。迷う場合は無難にA4を買った方が良いでしょう。
コンビニで履歴書を選ぶ際のポイント
コンビニで履歴書を選ぶ時に、基準となるものはあるのでしょうか。抑えておきたい3つのポイントを紹介します。
- 自分の目的に合わせて選ぶ
- 項目で選ぶ
- セットタイプを選ぶ
自分の目的に合わせて選ぶ
いくつかの履歴書の中から自分の目的にピッタリの仕様を選びましょう。
新卒の応募なのに転職用の履歴書を使うと職歴の欄の大半が空欄になってしまい、見栄えが悪くなってしまいます。
また、中途採用の応募に新卒用の履歴書を使うと、職歴の項目が狭く、書きにくくなってしまいます。見栄えも悪いので適切とは言えません。
コンビニで販売されている履歴書の種類は少ないですが、目的に合わない履歴書を購入すると、後悔してしまいます。どんな応募内容なのか、あらかじめ確認しておきましょう。
項目で選ぶ
自分の魅力を最大限アピールするための項目が揃っているか、という点も重要です。例えば、確認すべきポイントとして、自己PR欄や志望動機欄の充実や、本人希望欄の有無などが挙げられます。
ポテンシャルや意気込みが重要視されるキャリアが浅い人や新卒の場合、自己PRや志望動機が充実している人の方が良い印象を与えます。したがって、この場合は自己PR欄や志望動機欄が充実している履歴書が適しています。
キャリア転職の場合、履歴書と職務経歴書が別になっているものを選びましょう。履歴書には就業先のみを記載し、職務経歴書には過去の詳しい経歴やスキルを記載の上、提出します。
セットタイプを選ぶ
セットタイプの履歴書は、履歴書・封筒・卒業年月の早見表・添え状・写真貼付シール・クリアファイルなどが一通り揃っています。履歴書を郵送する場合、封筒は別々に用意する必要がありますが、セットタイプであればひとまとめに購入できるため、リーズナブルです。
証明写真さえあればすぐに準備できる点も、見逃せないポイントです。
いくつかの応募先へ履歴書を提出するときも、セットタイプを選んだ方が良いでしょう。複数枚で構成されているため、結果として安上がりになります。
コンビニで買った履歴書を使用できないケース
企業からの提出する履歴書に指定がある場合は、コンビニで買った履歴書は使用できません。
履歴書の指定があるケースの多くは、企業側が履歴書、もしくは履歴書に準ずるものを用意している場合です。
企業が用意する履歴書を使うケースは主に次の通りです。
- 企業の公式サイトから履歴書をダウンロードする
- 企業側から履歴書が郵送で送られてくる
- 説明会の時に履歴書をもらう
他にもさまざまなパターンがありますが、企業からの指定がある場合は従わないと内容をみてもらう前にNGとなってしまいます。
コンビニで履歴書を印刷する方法
作成した履歴書をコンビニでプリントアウトする方法を2つ、紹介します。
関連記事:履歴書をスマホからコンビニ印刷する方法!手順・料金等詳しく解説!
アプリなどでインターネット上にデータをアップロードする方法
ネット登録型のプリントサービスを使って印刷する方法です。
専用のWEBサイトやアプリにあらかじめアップロードしておいた履歴書データを、コンビニのマルチコピー機からプリントアウトします。
印刷できるファイルの種類が豊富に用意されているため、WordやExcelで作成した履歴書を印刷するときに重宝します。
基本的な印刷までの手順はどのコンビニでも大きな違いはありません。流れの一例を以下に紹介します。
1 利用するコンビニが提供しているプリントサービスのサイトへアクセス
2 ユーザー会員登録をする
3 プリント予約画面で履歴書データをアップロード
4 用紙やカラーモードを選択する
5 プリントの受付を完了し、プリント予約番号を確認
4 マルチコピー機で予約番号を入力し、プリントアウト
基本的に予約番号さえ取得できていれば、印刷に必要なものはありません。
保存したファイルには有効期限が設けられているため、早めに印刷するようにしましょう。
USBメモリー、SDカードに保存したデータをコンビニに直接持ち込む方法
履歴書のPDFデータをスマートフォンやUSBメモリー、SDカードへダウンロードしてコンビニのマルチコピー機からプリントアウトする方法です。スマートフォンの場合、Wi-Fiやケーブルなど、いくつかの接続方法があります。
自分で記憶媒体を使うため、わざわざWEBサイトで会員登録する必要もなく、ファイルの保管期限を気にせず、いつでもプリントアウトできます。
普通のコピーと変わらない価格でプリントアウトできるのもメリットの一つです。印刷できるのはPDFファイルに限定されているため、WordやExcelファイルのまま印刷したい人には不向きなサービスです。
証明写真もコンビニで印刷できる
元となるデータさえあれば、履歴書に貼る証明写真もコンビニで印刷できます。
履歴書と同様に、顔写真のデータをPCやスマートフォンから専用のWebサイトへアップロードする方法で印刷します。
いくつかのサイズが用意されていますが、履歴書用のサイズが選べるようになっていますので、無難に履歴書用を選ぶようにしましょう。L判のフォト用紙を1シートとして、同じ写真が4枚印刷されます。
写真の印刷は、コンビニの多くは1枚200円としていますが、ミニストップのみ1枚100円です。証明写真機でその都度撮影してプリントアウトすることを考えると、元データを保管しておくほうが割安です。
本格的な就職活動を始める時は、データをもらえるフォトスタジオなどで撮影しましょう。
まとめ
コンビニで販売されている履歴書は平均的な価格です。使いやすいJIS規格の履歴書が販売されており、特殊仕様タイプは販売されていません。
コンビニの履歴書を使ったからと言って、ペナルティはありません。気兼ねなく使える点はメリットの一つです。
データとして保存している履歴書はコンビニのマルチコピー機からプリントアウトすることも可能です。
プリンターを持っていない人は、コンビニのマルチプリンターをうまく活用しましょう。