履歴書では自分に関する情報を分かりやすくまとめます。
この際、年齢について満年齢・数え年のどちらでカウントするべきか悩む方もいるようです。
年齢の数え方は、履歴書の提出時期と自分の誕生日により異なります。
今回の記事では、履歴書に記入する年齢の書き方や計算方法について詳しくまとめました。
満年齢と数え年の違い
年齢には、満年齢と数え年の2種類の数え方があります。
まずは、それぞれの特徴について説明します。
満年齢とは
結論から言えば、履歴書に用いるのは数え年ではなく満年齢です。
満年齢は生まれた日を0歳とカウントし、毎年の誕生日に1歳ずつカウントしていく年齢の数え方です。
大半の方は日常生活で満年齢を使用しており、人生の中で迎えた誕生日の回数と年齢が同じ数になります。
生後0日目から翌年の誕生日までが0歳、誕生日に1歳とカウントします。
数え年とは
数え年では生後0日目に1歳とカウントし、誕生日ではなく毎年1月1日のタイミングで年齢が上がります。
12月31日に生まれた子どもは、12月31日に1歳、翌日には2歳になり、1月1日に生まれた子どもは生後1年後に2歳とカウントされます。
このように、数え年と満年齢には最大で2歳もの差が生まれます。
現在では使用頻度が減っている数え年の考え方は、アジア圏で昔から一般的に取り入れられていました。
明治維新頃に年齢の数え方が西洋式に変化し、現在では法律で満年齢が公的機関で扱う年齢の数え方として定められています。
満年齢の計算方法
自分が満年齢で何歳か確認したいと考えている方は、以下の満年齢の計算方法を参考にしてください。
計算方法1:西暦を使って計算する
満年齢は、生年月日の西暦から履歴書を提出する年を引くことで算出できます。
例えば、1995年生まれの方が2024年に履歴書に提出する履歴書を作成する場合の満年齢は「2024-1995=29」の計算で、2024年の満年齢が29歳であると分かります。
履歴書の提出日が、その年の誕生日を過ぎている場合はそのまま29歳、誕生日前の時には1歳引いた28歳が履歴書提出時の満年齢です。
計算方法2:表計算ソフトを使う
満年齢はExcelなどの表計算ソフトの計算式でも算出可能です。
この際、使用するのが「DATEIF関数」です。
2つのセルにそれぞれ誕生年月日と履歴書提出年月日を入力し、満年齢を導き出すセルに「=DATEDIF(生年月日のセル,履歴書提出年月日のセル,”Y”)」と入力します。
具体的には、以下を参考にしてください。
1.表計算ソフトのA1セルに生年月日を次のように入力する「1995/3/1」
2.同じシートのA2セルに履歴書提出日を次のように入力する「2024/5/2」
3.満年齢を算出するためにA3セルに「=DATEDIF(A1,A2,”Y”)」と入力する
【2024年版】満年齢早見表
この章では、2024年最新版の満年齢早見表を紹介します。
生まれた年の西暦 | 2024年の誕生日が過ぎている方 | 2024年の誕生日が過ぎていない方 |
2006年 | 18歳 | 17歳 |
2005年 | 19歳 | 18歳 |
2004年 | 20歳 | 19歳 |
2003年 | 21歳 | 20歳 |
2002年 | 22歳 | 21歳 |
2001年 | 23歳 | 22歳 |
2000年 | 24歳 | 23歳 |
1999年 | 25歳 | 24歳 |
1998年 | 26歳 | 25歳 |
1997年 | 27歳 | 26歳 |
1996年 | 28歳 | 27歳 |
1995年 | 29歳 | 28歳 |
1994年 | 30歳 | 29歳 |
1993年 | 31歳 | 30歳 |
1992年 | 32歳 | 31歳 |
1991年 | 33歳 | 32歳 |
1990年 | 34歳 | 33歳 |
1989年 | 35歳 | 34歳 |
1988年 | 36歳 | 35歳 |
1987年 | 37歳 | 36歳 |
1986年 | 38歳 | 37歳 |
1985年 | 39歳 | 38歳 |
1984年 | 40歳 | 39歳 |
1983年 | 41歳 | 40歳 |
1982年 | 42歳 | 41歳 |
1981年 | 43歳 | 42歳 |
1980年 | 44歳 | 43歳 |
1979年 | 45歳 | 44歳 |
1978年 | 46歳 | 45歳 |
1977年 | 47歳 | 46歳 |
1976年 | 48歳 | 47歳 |
1975年 | 49歳 | 48歳 |
1974年 | 50歳 | 49歳 |
1973年 | 51歳 | 50歳 |
1972年 | 52歳 | 51歳 |
1971年 | 53歳 | 52歳 |
1970年 | 54歳 | 53歳 |
1969年 | 55歳 | 54歳 |
1968年 | 56歳 | 55歳 |
1967年 | 57歳 | 56歳 |
1966年 | 58歳 | 57歳 |
1965年 | 59歳 | 58歳 |
1964年 | 60歳 | 59歳 |
履歴書に満年齢を記入する際の注意点
履歴書に満年齢を記入する際には、以下の注意点を意識してください。
①年齢を記入する場合は全て「満年齢」で書く
先ほどもお伝えしたように、履歴書に記入する年齢は数え年ではなく満年齢です。
履歴書のみではなく、公的な書類やビジネスの場で年齢を書く際は、満年齢を選択するようにしてください。
満年齢と数え年には最大で2歳の違いがあるため、数え年で自分の年齢を記載すると、手続き上の問題が起こる可能性があります。
②提出日時点の満年齢を書く
履歴書には、提出日時点の満年齢を書いてください。
例えば「履歴書を作成した日付が2024年4月3日、自分の30歳の誕生日が4月4日、履歴書を提出する日が2024年4月5日」である場合、履歴書には提出日時点の満年齢である30歳と書く必要があります。
また、郵送で履歴書を提出する際には郵送日(投函日)を提出日に設定します。
③西暦・和暦どちらかに統一して書く
履歴書には、生年月日や学歴・職歴などに年月日を記入します。
この年月日は全て和暦か西暦のどちらかで統一してください。
和暦か西暦のどちらかに統一されていない履歴書は、読みにくくなるためです。
例えば、生年月日に「平成◯◯年◯月◯日」と記入して、学歴の年月欄に「2010年4月」と書くのはNGです。
履歴書では和暦と西暦の両方が使用可能ですが、どちらか片方で統一しましょう。
④書き間違えた場合は直す
履歴書の書き間違いに気づいた時には、提出前であれば最初から履歴書を作り直してください。
履歴書は改ざんが許されない公的な書類であるため、修正テープなどを用いて直すべきではありません。
修正した痕跡がある履歴書は、採用担当者に悪い影響を与えてしまう可能性があります。
特に手書きの場合は、多くの手間がかかりますが、履歴書は自分の第一印象を決める重要な書類であると考えてください。
また、提出後の履歴書に間違いがあることが分かった場合は、可能な限り早いタイミングで応募先に謝罪の連絡をした上で、担当者の指示に従いましょう。
まとめ
年齢の数え方には、満年齢と数え年がありますが、履歴書の年齢には満年齢を用います。
満年齢は生まれた日を0歳、誕生日ごとに1歳をカウントする年の数え方です。
数え年よりも満年齢が一般化した今では、履歴書に限らず公的書類やビジネスの場での口頭での説明でも満年齢を使用しましょう。
自分の満年齢が分からないという方は、この記事で紹介した計算方法や一覧表を参考にしてください。
また、履歴書の年齢を書き間違えてしまった場合は、修正ではなく一から履歴書を書き直すことが大切です。