【転職者向け】web面接の自己紹介のまとめ方|実績やアピールポイントの選び方も解説

面接の自己紹介は、自分の情報を面接官に伝えながら自己アピールするための重要なポイントになります。また、面接スタート時に求められるため、自己紹介次第で面接官に与える第一印象が大きく変わるでしょう。

今回は、転職活動をするケースで、web面接の自己紹介のまとめ方やアピールポイントの選び方を紹介します。自己紹介がうまくいかないと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

なぜ面接で自己紹介を求められるのか

web面接の自己紹介は、面接官が応募者を自社とマッチする人材かどうか見極めるためにあるだけでなく、面接の前のアイスブレイク的な役割も持っています。

面接官としては、緊張していない本来の応募者の人柄やコミュニケーション能力を確認したいと考えています。応募者の方が緊張していることも当然想定していますので、自己紹介をはさむことで少しでも緊張を解いてほしいという意図があるのです。とは言っても、面接であるため話し方や受け答えなども見られています。まず初めに自己紹介を話すことで緊張をほぐせると良いでしょう。

また、自己紹介で話した内容がその後の質問に反映されることも多いです。自己紹介で、自分がアピールしたいと考えているポイントを面接官に伝えられれば、その後の質問でより自分の強みを掘り下げられる可能性が高いと言えるでしょう。

面接官は自己紹介の内容だけでなく、応募者の態度も確認していますので、相手に良い第一印象を与えるために、ハキハキと自己紹介が出来るようにしてください。

自己紹介と自己PRの違い

自己紹介と似た言葉に自己PRがありますが、それぞれ違った意味があります。

自己紹介は、自分自身の情報を短時間で相手に伝えるために行われます。挨拶の延長にあると考えても良いでしょう。特に面接で行われる自己紹介は、履歴書に書いてあるような情報が主な内容になりますが、自分の実績やアピールポイントを含めることも出来ます。

自己紹介に比べて自己PRは、より具体的に自分の実績や強みを相手にアピールするために行います。自分がいかに応募先の企業に必要な人材であるかを伝えるには、自分の能力が応募先でどのように活かせるのかを伝えると良いでしょう。

自己紹介で必ず伝えること

自己紹介で面接官に必ず伝えるべきことを3つ紹介します。これらの情報は必ず自己紹介に含めるようにしてください。

①氏名

まずは面接官に「自分は何者であるのか」を伝えるために、しっかりと氏名などの基本的なプロフィールを伝えます。自分の氏名を言う前に、いきなり話し始めてはいけません。

②現職・前職の情報

今勤めている企業、過去に勤めていた企業の情報、所属、職種を伝え、どのような業務を行っていたのかを説明します。同時に、自分が残した実績や成果もアピール出来ると良いでしょう。

③締めの言葉

自己紹介の最後は、仕事への意気込みなどの言葉で締め括ります。自己紹介に締めの言葉があるだけで、応募への熱意が伝わりやすくなるでしょう。

自己紹介で話す実績やアピールポイントの選び方

自分の実績やアピールポイントを自己紹介に含めると、面接官に良い第一印象を抱いてもらいやすくなります。また、「自己PRを交えて自己紹介してください」というような自己紹介を求められる場合もあります。しかし、何を自分の実績・アピールポイントにすれば良いのかが分からないと言う方もいるでしょう。

自己紹介で話す実績やアピールポイントは、次のような方法で選ぶと良いです。

応募先の企業が求める人物像から考える

どんなに優れた実績やアピールポイントがあっても、それが応募先の求める人物像と違っている場合は、採用につながりません。

応募先の企業が求めている人物像を探り、自分の実績の中に該当するものはないか、アピール可能な事柄はないかを考えてみましょう。

例えば応募先の企業が営業力を求めているのなら、実際の営業実績や積極的な行動力をアピールすれば、自分が企業の求める人材であると考えてもらいやすくなります。

アピールできる実績が思い浮かばない場合

「売上前年比〇%」「〇円規模の〇〇プロジェクト」など、具体的な数字で表現できる実績が無い方の方が多いかもしれません。しかし、アピールできる実績はこのような実績だけではありません。

事務作業やルーティンワークであっても、ミスを無くすため、効率的に進めるため、工夫してきたことがあるはずです。面接では、そういった工夫について自信を持って話しましょう。

自己紹介の回答例

〇〇〇〇(氏名)と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

私は〇〇大学を卒業後3年間、株式会社〇〇の経理部にて経理を担当していました。決算業務や固定資産税管理などを任され、正確かつスピード感のある業務処理が行えるように常に心掛けてきました。この経験が御社でも活かせると考え、応募いたしました。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

web面接の自己紹介のポイント

ここからは、web面接の自己紹介で注意するべきポイントを紹介します。

ポイント1 自己紹介は1〜2分以内にまとめる

対面の面接でも言えることですが、自己紹介は面接の導入パートであると言えるため、簡潔なものでなくてはいけません。長過ぎる自己紹介は、面接官に悪い印象を持たれるでしょう。自己紹介は1〜2分以内にまとめておきます。

面接前に練習を繰り返し、予定の時間内で自己紹介が収まるようにしてください。

ポイント2 笑顔と明るい表情を意識する

web面接では、対面の面接に比べて表情や雰囲気が伝わりにくくなります。いつもより分かりやすい笑顔を作り、面接官に悪い印象を持たれないようにしましょう。

web面接を受ける場所の明るさ、カメラの位置などによって、顔が暗くなってしまうこともあるため、相手に与える印象を第一に考えた事前準備が必要です。

ポイント3 明るくハキハキとした話し方をする

表情と同じように、web面接では声が聞き取りにくいと感じられる場合もあります。そのため、相手にしっかり伝わるような明るくハキハキとした話し方をしてください。

自分の話し方に問題がないかを確認する目的で、練習中の動画を撮影してみると良いでしょう。

web面接の自己紹介に関して、よくある疑問

web面接の自己紹介に関して、よくある質問をまとめました。

疑問1 web面接の自己紹介のタイミングが分からない

自己紹介は、web面接の場に入室した時に行うべきか?面接官から自己紹介を求められたタイミングで行うべきか?が分からないという方が多いようです。

あくまでweb面接の進行は面接官が行うため、自己紹介は「自己紹介をお願いします。」のように、面接官から求められたタイミングで始めてください。

web面接の場に入室した時には、挨拶と氏名を名乗っても良いでしょう。

疑問2 転職回数が多い場合はどうすれば良い?

転職回数が多い方は、転職でステップアップをして来たことをアピールしてください。転職のたびにスキルアップが出来ている事実が面接官に伝われば、転職回数の多さはマイナス点ではなくなります。

疑問3 緊張して思うように話せない

緊張して頭が真っ白になってしまったり、表情や話し方が意識出来なかったりするという方は、カンペの活用をおすすめします。カンペをカメラ付近に貼り付ければ、目線の違和感もなくなるでしょう。

特に自己紹介は面接のスタート時に質問されることなので、カンペを使って自信のある自己紹介を成功させれば、良い滑り出しで面接が進められるのです。

また「笑顔で・ハキハキ話す」など注意点を記載するだけでも、面接時の態度を意識出来るようになります。

(web面接のカンペについては、こちらの記事で詳しく解説しています。「web面接でカンペを上手に使うには|バレずに使う位置と書き方を解説」

まとめ

自己紹介は応募者の第一印象を左右する重要なものです。初めから面接官に好印象を持ってもらえれば、採用に結びつきやすくなるでしょう。

自己紹介の準備をせずに面接に臨んでは、好印象を与える自己紹介はできません。自己紹介に含める内容やアピールポイントを考え、1~2分ほどに収まるように事前に練習しておきましょう。

自信を持って自己紹介ができれば、面接の良いスタートが切れるはずです。

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