【転職用】履歴書のサイズは?選び方は?徹底解説

履歴書には様々な種類・サイズがあります。
それには特定のルールなどがないため、どれを使用するかの判断は就転職活動者に委ねられています。

そのため、転職活動をする際に、以下のような疑問を抱くことはないでしょうか。

「転職の場合は転職用の履歴書で書くべき?」
「サイズはどうすればいい?二枚になってもいい?」

このような転職活動における履歴書の選び方の疑問を解説していきます。

転職用の履歴書とは

転職用の履歴書とは、転職者が利用しやすいレイアウト・構成で作られている履歴書のことを指します。

例えば、職歴が多い人のために職歴を記載する欄が多かったり、希望する給与額・勤務時間や現職の給与額などが記載できるようになっていたりします。

とはいえ、転職活動時に企業から「転職専用の履歴書」を指定されることは基本的にはありません。

自分の職歴や、特筆したいことなどを考慮し、用途に合うものを選びましょう。

転職用の履歴書のサイズ

転職用の履歴書のサイズは、「A4」あるいは、「B5」です。
A4の方が一般的で使用する人が多いですが、どちらで作成しても問題はありません。

とはいえ、転職の場合、職歴が多い人や特筆事項を記入しなければならないこともあるため、やはりA4が無難でしょう。

ただし、職務経歴書などの他の書類と同じサイズにしましょう。不揃いだと、面接官が読みづらい上に、保管しづらいためです。

転職用の履歴書の枚数

転職用の履歴書の枚数は、A3サイズ1枚、あるいはA4サイズ2枚がよいです。

A4サイズ2枚の場合は、履歴書にページ番号をふり、クリップでまとめましょう。そうすることによって、面接官は読みやすくなるためです。

また、パソコンで作成された履歴書を印刷すると、A3サイズ1枚で印刷されます。A3サイズは扱いづらいので、二つ折りにして提出しましょう。

転職用の履歴書の入手方法

上記で紹介したような転職用の履歴書は、基本的にコンビニや百円均一、書店、ネット上で入手することができます。

以下で、それぞれの場所でどのような履歴書を購入できるのかを紹介します。

【コンビニ】

・コクヨ「JIS規格帳票 A4判」4枚入り
・コクヨ「JIS規格帳票 B5判」4枚入り

コクヨ公式ホームページ

【百円均一ショップ】

・コクヨ「JIS規格帳票 A4判」3枚入り
・コクヨ「JIS規格帳票 B5判」3枚入り
・履歴書用紙(一般用)A4判

DAISOネットストア

【書店】

・コクヨ「JIS規格帳票 A4判」
・コクヨ「JIS規格帳票 B5判」

※大型書店では、その他多数の履歴書が置いてある場合が多いです。

【ネット】

「転職 履歴書 ダウンロード」と検索すると、Word・Excel・PDF形式で一般的な履歴書のテンプレートを無料でダウンロードすることができます。

転職用に作成された履歴書の見分け方

履歴書は種類が多いため、どれが転職に使用していいものなのかを判断するのは難しいと感じる人もいるでしょう。

しかし実は、見分け方は簡単です。

以下で転職用に作成された履歴書の見分け方を紹介します。

➀パッケージに「転職用」と記載されている

パッケージに「転職用」と記載されている履歴書を使用しましょう。転職活動の際にアピールしたいポイントを記載できるようなレイアウトになっているためです。

一方、パッケージに「一般用」と記載されている履歴書も存在します。そのような履歴書を転職時に使用しても問題はありません。

決して転職で使用してはならないのが、「パート・アルバイト用」と記載のある履歴書です。勤務可能な曜日の記入欄などが設けられており、正社員応募には不向きであるためです。

②職務経歴書とセットで売られている履歴書

転職の場合、職務経歴書の提出を求められるケースが多いです。
ですので、転職用の履歴書は、職務経歴書とセットで販売されています。

③厚生労働省履歴書様式例で作成された履歴書

厚生労働省履歴書様式例は、厚生労働省が推奨している最も簡素な様式で、使用する人が多いです。

以前までは「JIS規格」のものが推奨されていました。しかし、現在は、公正な採用選考を確保する観点で厚生労働省が作成した「厚生労働省様式例」が推奨されています。

厚生労働省履歴書様式例は、就職活動・アルバイト応募・転職、全てのシーンで利用できるレイアウトになっているためです。

この履歴書は性別の記載は任意、家族数・配偶者の記載欄は設けられておらず、プライバシーに配慮された現代的な履歴書といえるでしょう。

【場合別】転職活動で使用する履歴書の選び方

転職活動で主に使用される履歴書を紹介しましたが、その中から自分に合った履歴書の選び方を解説します。

①職歴をアピールしたい場合

職歴が多く、自分のキャリアをアピールしたい人は、職歴欄が多く設けられている履歴書を選びましょう。面接官の目に留まりやすくなる上に、自分のキャリアを詳しく記入することができるためです。

②職歴が少ない場合

職歴が少ない人は、それに応じて職歴欄も少ない履歴書を使用するといいでしょう。
というのも、職歴が少ないにもかかわらず職歴欄が多い履歴書を選ぶと、履歴書の空白が悪目立ちするためです。
ですので、職歴が少ない方は、職歴欄も少ない履歴書を選びましょう。

③前職の収入をアピールしたい場合

前職の収入をアピールしたい場合は、「本人希望記入欄」の項目が細かく設定されている履歴書を選ぶといいでしょう。
履歴書によっては、現職の給与額や希望年収を記入する欄が設けられているケースがあります。特に、キャリアアップを目的とする転職の場合は、そういった項目がある履歴書を使用しましょう。

④小・中学校の学歴をアピールしたい場合

地元の企業に応募する場合や、小学校受験を経験している場合などは、学歴欄に小中学歴を記入した方が有利になるケースがあります。

小・中学校の学歴をアピールしたい場合は、学歴欄が多く設けられている履歴書を選びましょう。
小・中学校の学歴まで遡って学歴を書く場合、多くの欄が必要になるためです。

多くの履歴書は、高校以降の学歴を記入することを想定したレイアウトになっているため、小・中学校の学歴まで遡って学歴を書くと足らなくなる場合があります。

⑤企業への熱意をアピールしたい場合

学歴・職歴でアピールする項目がない方もいるでしょう。
そのような方は、自己PR欄を使って企業への熱意をアピールするのが良案です。
そのためにも、自己PR欄が広く設けられている履歴書を選びましょう。

転職用の履歴書についてのよくある質問

お勧めの履歴書のメーカーとその型番は?
コクヨ 履歴書用紙〈転職用〉A4判 シン‐7N」です。これは学歴の欄と職歴の欄が分かれており、どちらの欄も適切に設けられています。ですので  見やすく、簡潔に書くことができるでしょう。
正社員からパートに応募する場合、転職用の履歴書を使う?
パート用の履歴書」にも職歴・学歴を記入する欄がありますので、パート・アルバイト 用で記入しましょう。しっかりと書きたい方は、厚生労働省履歴書様式例の履歴書を使用しましょう。
転職用の履歴書に貼る証明写真はスーツ着用のものでないとだめ?
基本的には「スーツ」を着用しましょう。新卒ではないのでリクルートスーツである必要はありませんが、面接へ行く服装と同じようなフォーマルな服装を着用するのが無難です。

まとめ

この記事では、転職用の履歴書のサイズや購入場所、選び方について解説しました。履歴書は種類がたくさんありますので、自分の用途に合ったサイズ・レイアウトのものを選びましょう。

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