web面接では、相手の声がよく聞こえやすい環境を用意するだけでなく、自分の声も相手に聞こえやすくする必要があります。そのためには、web面接用のマイクを用意すると良いでしょう。
今回の記事ではweb面接のマイクについて、その必要性や確認方法とともに、おすすめ出来るマイクも紹介しましょう。これからweb面接を受ける予定があるのなら、ぜひ参考にしてください。
web面接用にマイクを購入する必要はあるか?
マイク付きのイヤホンを使用しない場合で、パソコンにマイクが内蔵されていない場合は、必ずマイクを用意する必要があります。また、パソコンの内蔵マイクは自分の声以外の雑音も拾ってしまう可能性があるため、内蔵マイクの有無に関わらず、別にマイクを用意した方が良い場合もあります。web面接本番前に実際にマイクを使って確認するようにしましょう。
web面接に向けてイヤホンを購入する予定があるなら、マイク付きのイヤホンを購入すると良いでしょう。そうすれば、マイクとイヤホンを別々に購入する必要は無くなります。
PCのマイク、イヤホンのマイクが使えるか確認する方法
実際にマイクを用意しても、マイクが使えるかどうかはそのままの状態では確認出来ません。マイク機能の動作確認を行うのなら、パソコンのボイスレコーダー機能が便利です。
Windows・MacどちらのOSでも、ボイスレコーダー機能が元から搭載されています(Macの場合はボイスメモ機能)。「録音」を押して話しかけ、録音したものを「再生」してみて、自分の声がマイクに拾われているかを確認してください。
自分の声が問題なく録音されていれば、マイクが使えているということです。
過去に何度もパソコンやイヤホンのマイクを使用していたとしても、万が一の故障を考え、web面接前に必ず動作確認をしてください。
おすすめのマイク付きイヤホン
web面接でマイク付きイヤホンを選ぶ時には、華美ではないシンプルなデザインの商品を選びます。可能であれば、カラーも白や黒など派手な印象でないものを見つけると良いでしょう。
(web面接でのイヤホンの選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。「web面接でイヤホンを使ってもいいのか?イヤホンの選び方と使用時の注意点を解説」)
web面接で使いやすいおすすめのマイク付きイヤホンは次のとおりです。
Sounor:マイク付きイヤホン有線
Sounorのマイク付きイヤホンは1,000円程度という手頃な価格帯で、マイク付き・絡み防止・高遮音性などのweb面接に必要な機能を備えています。イヤホンヘッドの裏に磁石がついていることから、イヤホンコードが絡むのを防止するのです。
有線なので、web面接中に接続が切れてしまうような心配もいりません。手頃な価格でマイク付きのイヤホンを購入したいという方におすすめの商品だと言えるでしょう。
Bakb:G1Bluetoothヘッドセット片耳イヤホン
BakbのG1Bluetoothヘッドセット片耳イヤホンは、左右耳兼用のカナルタイプイヤホンです。高速で安定した通信が可能で、音飛び・音切れを大幅に改善しながら騒音を低減します。
ミュート機能が搭載されているため、パソコンを操作しなくても耳元でミュート操作が行えるという特徴があります。面接中にコードを邪魔に感じることもなく、通勤や通学など私生活でも使いやすいデザインでしょう。
参考 amazon BakbのG1Bluetoothヘッドセット片耳イヤホン
SONY:ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット
ノイズキャンセリング機能にこだわりたいという方は、SONYのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットがおすすめです。騒音を98%カットするデジタルノイズキャンセリング機能が搭載されており、周囲の音を気にせずにweb面接が受けられるでしょう。
快適な装着感を考え抜かれたデザインであり、外耳道に対して垂直に配置可能になっています。カラー展開にはブラック・レッド・ホワイトがありますが、面接官に与える印象を考えると、ブラックかホワイトを選ぶと良いでしょう。
参考 amazon SONYのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット
おすすめのマイク
web面接でマイクを単体で使用する場合には、マイク付きイヤホンと同じように華美ではないシンプルなデザインを選んでください。可能であればあまり目立たないものの方が良いでしょう。マイクは画面に映り込まないようにパソコンの横に置くようにします。
角度調整が可能な商品なら、最も自分の声が広いやすい位置にマイクを固定出来ます。
TKGOU:iTalk
高感度・高集音力でマイクを口元に近付けなくてもクリアな音を拾うことが出来るTKGOUのiTalkは、シンプルな見た目でいて細かな角度調整が可能です。ミュートスイッチが用意されているため、ミュート操作も簡単に行えます。
ノイズのないクリアな音声を伝送可能なことから、web面接以外のさまざまなシーンで使えるでしょう。
2,000円弱という手頃な値段で購入出来るマイクとしては、十分な性能が備えられています。
TKGOU:ArctisX
iTalkに比べて、タップミュートセンサーやLEDミュートインジケーターなどの豊富な機能を兼ね備えたArctisXは、YouTubeコンテンツ制作などにも用いられている本格的なマイクです。
タップで簡単にミュート・ミュート解除の操作が出来るため、頻繁にパソコンを操作する必要なくweb面接が進められるでしょう。破裂音で発生するポップノイズなどの雑音を遮断するポップフィルターも用意されています。
また、ほとんどのセットアップに適合するようになっており、他社のマイクスタンドやアームにも装着可能です。
SINZON:PCマイク
SINZONのPCマイクは、直径7cm・126gというコンパクトサイズなので、持ち運びに便利です。また、USBポートに接続するだけで使用可能で、面倒なドライバーの設定が必要ないという特徴があります。
シンプルなデザインでありながら、ミュート機能・音量調整機能も搭載しており、使い勝手の良いマイクだと言えるでしょう。
デスクにそのまま置けるフラットデザインなので、web面接中の画面に映り込んでも悪目立ちしません。
web面接のマイクに関するよくある疑問
ここでは、web面接のマイクに関して、多くの人が感じる疑問をまとめました。
疑問1 スマホを使う場合でもマイク付きのイヤホンを用意する?
スマホには元からマイク機能が備わっていることから、必ずしもマイク付きのイヤホンが必要とは言えませんが、スマホに内蔵されたマイク・スピーカーでは思うように相手の声が聞き取れない可能性があるでしょう。
せっかくのチャンスを逃さないためにも、可能な限りマイク付きのイヤホンの活用をおすすめします。
(web面接にスマホを使う場合は、こちらの記事もご覧ください。「【web面接をスマホで受ける】確認必須のチェックポイント」)
疑問2 web面接でマイク付きのイヤホンを使うのは失礼ではない?
「イヤホンは音楽を聴くもの」という印象が強い方は、web面接中にマイク付きのイヤホンを付けることが失礼にあたるのではないかと考えてしまうでしょう。
しかし、マイク付きのイヤホンはweb面接を円滑に進めるために使うため、失礼な行動ではありません。ただし、面接官に悪い印象を持たれないように、派手なデザインのイヤホンの利用は避けてください。
それでも気になるという方は、面接開始前に「イヤホンを使用させていただいて良いでしょうか?」と、面接官に確認しましょう。今では多くの方がイヤホンをつけてweb面接を受けているため、ほとんどの面接官はweb面接でのイヤホン利用に慣れています。
まとめ
web面接のマイクは必ずしも必要なものではありませんが、マイクを活用すれば自分の声が面接官に届きやすくなったり、周囲の騒音や思いがけない音が面接官に聞こえてしまうことを防いだりする効果が期待出来ます。
web面接に使用するPCやスマホなどのデバイスに合わせて、必要に応じて購入を検討するといいでしょう。