web面接の場所と背景|自宅以外で受ける場合・白い壁がない場合も解説

web面接では、対面の面接よりも面接で得られる情報が限られることから、相手に悪い印象を与えないように十分な配慮が必要です。そのため、web面接を受けようと思った時に、どこで面接に参加するべきか迷う方が多いようです。

今回の記事ではweb面接に適した背景や、web面接に参加する場所選びの条件をまとめました。web面接を予定しているのなら、ぜひ参考にしてください。

【web面接】場所は「自宅」、背景は「白い壁」がおすすめ

最もweb面接に適している場所は自宅です。基本的に、自宅であればプライバシーがきちんと確保されており、十分な事前準備が行えるでしょう。そのため、多くの応募者は自宅でweb面接を受けています。

また、自宅の中でも背景に白い壁がくる場所を選択し、パソコンやスマホを固定しておきます。良い場所にテーブル・椅子がない場合には、web面接専用のスペースを用意しておきましょう。

面接で重視されるのは受け答えや会話の内容であることに間違いありませんが、散らかった部屋やゴチャゴチャした風景が映り込んでしまうと、面接官に「きっちりしていない人」「面接の場所にも気がつかえない人」という印象を持たれる恐れがあります。

web面接の場所に必要な条件

web面接の場所を決める時に、確認するべき条件を紹介します。全ての条件がクリア可能な場所でweb面接を行いましょう。

条件1 インターネット環境が整っている

インターネット環境が不安定な場所でweb面接を受けると、画像や音声が乱れてしまったり、面接が中断したりする可能性があります。回線トラブルが起こらない安定した環境を整えておきましょう。自宅のWi-Fiが弱いのであれば有線で繋げたり、中継機を設置したりするなどの対策をとっておきます。

また、フリーWi-Fiは通信が不安定で情報流出の恐れもあるため、利用するべきではありません。インターネット環境の問題は応募者の責任でない場合もありますが、大切なチャンスを逃さないためにも、可能な限りの準備を整えておくべきです。

条件2 雑音が入らず静かな環境

web面接は対面の面接に比べて音声が聞き取りにくい場合があります。さらに雑音が入れば、より会話が難しくなるでしょう。

自宅でweb面接を受ける時には、同居人の話し声やペットの鳴き声が邪魔にならないように注意してください。マイク付きのイヤホンを使うと、雑音を減らすことが出来ます。

(web面接のイヤホンについては、こちらで詳しく解説しています。「web面接でイヤホンを使ってもいいのか?イヤホンの選び方と使用時の注意点を解説」

条件3 顔に影が出来ずに明るい場所

web面接を受ける場所が暗かったり、照明が後ろから当たって顔に影が出来てしまったりすると、面接官に悪い印象を与えてしまうことがあります。必要な明るさが確保出来るように、照明の位置を変えたり、追加したりしておきましょう。

照明の追加が難しい場合には、レフ板を活用するという手段もあります。

条件4 プライバシーが確保出来る場所

周囲の人の目が気になる状態では面接に集中出来ません。また、情報漏洩の恐れもあるでしょう。しっかりプライバシーが確保出来る場所でweb面接を受けるべきです。

条件5 余計なものが映り込まない白い壁の背景

先ほどもお伝えしたように、余計なものが映り込まない白い壁が背景に位置する場所がweb面接に適しています。

web面接を自宅以外の場所で受ける場合の選択肢

事情があってweb面接を自宅で受けることが難しいという方もいます。自宅以外でweb面接を受けるには、どのような場所が適しているのでしょうか?

コワーキングスペース

コワーキングスペースは自宅以外でweb面接を受ける方がよく利用する場所です。インターネット環境・十分な照明・電源・シンプルな背景などweb面接に必要なものは全て揃っていると言えるでしょう。30分や1時間でレンタルが可能なので、必要な費用も抑えられます。個室が借りられる店舗を選択してください。

レンタルオフィス

レンタルオフィスや会議室は、コワーキングスペースと同じようにweb面接に必要な設備が整っており、短時間利用が可能です。ただし、事前予約が求められる場合が多いです。

ホテルの一室

ホテルではプライバシーをしっかり確保した上で、インターネット回線を利用してweb面接に参加出来ます。しかし、照明が暗い可能性があり、費用が高額になったり、必ずしもインターネット環境が万全ではなかったりするなどのデメリットが存在します。

インターネットカフェ

インターネットカフェは完全個室ではなくプライバシーが確保されていないことが多く、web面接の場所には適していません。しかし、店舗によってはweb面接に適した環境を用意して提供している場所もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

カラオケボックス

防音性が高くプライバシーが確保される場所としては優れているカラオケボックスですが、照明が不足していたり、白い壁がなかったりする可能性があるでしょう。また、誤って他の利用客や店員がドアを開けてしまう可能性も考えられます。気軽に利用出来る場所ではありますが、他の選択肢があるのであれば、web面接での利用は避けるべきでしょう。

車の中

車の中もプライバシーを確保可能な場所ですが、面接官に「適当な場所で面接を受けている」「移動のついでに面接を受けている」という印象を持たれる可能性があります。背景に白い壁を用意することも出来ません。web面接を受ける場所として適していないでしょう。

カフェ

通常のカフェはたくさんの人が利用し、プライバシーが確保されていません。どんなに空いているとしても、情報漏洩の危険があるでしょう。店舗の迷惑にもなりますので、カフェでのweb面接参加は避けるべきです。

白い壁を背景に出来ない場合によくある疑問を解決

web面接の背景には白い壁を用意すると良いとお伝えしましたが、どうしても家具などが映りこんでしまうという方もいるでしょう。ここでは白い壁を背景に出来ない場合の解決方法を紹介します。

カーテンを活用しても良いのか?

白い壁がない時には、web面接でカーテンを背景にしてもマナー違反ではありません。ただし派手な色や柄物のカーテンは避けて、白か淡い色にするべきでしょう。

また、カーテンが薄い素材の場合は、窓から外の光が入り逆光になって自分自身の顔が暗くなってしまう恐れがあります。事前に光の加減なども確認した上で背景を決めるようにしてください。

どうしてもタンスやクローゼットが映り込んでしまう場合は?

どうしても家具の移動が出来ず、タンスやクローゼットが映り込んでしまう時には、白いスクリーンを用意して白い壁を作るという手段もあります。事前準備が難しい場合には、少しでも整理された印象になるように、タンスの上の小物を片付けるなど、家具以外に余計なものが映り込まない努力をしましょう。

バーチャル背景は利用しても良いのか?

バーチャル背景を使えば、簡単に理想の背景が用意出来ますが、面接官に「部屋を見られたくないのだろう」と感じられてしまいます。また、バーチャル背景と人の体が一体化してしまい、体の一部が消えるなどのトラブルが発生する可能性があります。そのため、web面接ではバーチャル背景を使わない方が良いでしょう。

背景をぼかしても良いのか?

バーチャル背景と同じように、web面接ではぼかし機能も使うべきではありません。ぼかしを使っても背景が白い壁ではないことは分かりますし、「部屋を人に見せられない状態なんだろう」という印象を持たれる恐れがあります。

まとめ

web面接はプライバシーが確保され、静かでインターネット環境が整っているだけでなく、白い壁を背景に用意出来る場所で参加するのが望ましいです。

事前準備のことを考えると、自宅が最適だと言えるでしょう。自宅に白い壁がない場合は、なるべく余計なものが映らないようにし、自分も面接官も面接に集中できる環境を整えましょう。

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