就職活動や転職活動では、応募書類として大半の企業で履歴書の提出が求められます。
しかし、これまで履歴書を書いたことがない方は、まずどこで履歴書を購入するべきか分からない場合もあるでしょう。
今回の記事では、履歴書が販売されている場所や購入時の注意点についてまとめました。これから履歴書を用意する必要がある方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書はどこで買うことができる?
早速、履歴書が販売されている店舗の種類を紹介します。履歴書は以下のような場所で手に入りますが、店舗により取り扱う種類が異なるでしょう。
自分にぴったり合う種類の履歴書を購入するために、時間に余裕を持って履歴書を探すようにしてください。
コンビニ・スーパー・ホームセンター
履歴書は、コンビニ・スーパー・ホームセンターなど、普段自分が何気なく活用している店舗でも販売されています。
ただし、コンビニ・スーパー・ホームセンターでは履歴書がメイン商品ではないことから、限られた種類のみ販売されている場合が多いです。
それでも、他の買い物と同時に履歴書の購入を済ませたい方や、深夜や早朝に履歴書を手に入れたい方にとっては、コンビニやスーパーで履歴書を購入出来るという点は非常に便利であるといえるでしょう。
100円均一ショップ
100円均一ショップを活用すると、税込で110円という手頃な価格で履歴書が手に入ります。また、店舗によっては複数の履歴書の種類を扱っている場合もあるでしょう。
履歴書にかける費用を最小限に抑えたいという方は、100円均一ショップの活用をおすすめします。
書店・文具店
書店や文具店では、非常に多くの種類の履歴書を扱っています。自分が最も使いやすい履歴書が見つかれば、履歴書作成がスムーズに進められるでしょう。
履歴書購入のみでなく履歴書の様式を比較するためにも、書店や文具店を活用するとよいでしょう。
ネット通販
履歴書を購入するために外出する時間が用意出来ない・購入者の口コミを見ながら履歴書選びをしたいという方は、ネット通販をおすすめします。
ネット通販を活用する場合には、配送予定日を調べて履歴書の提出締め切りまでに十分余裕があるかどうか確認してください。
配送が何らかの理由で遅れても、慌てずに済むスケジュールを考えましょう。
履歴書の種類
履歴書にはいくつかの種類があり、用途に合わせて適切な選択をしなければいけません。ここでは、履歴書の種類についてまとめました。
自分が選択するべき履歴書の種類は何なのか、参考にしてみてください。
JIS規格
JIS規格の履歴書は履歴書の中でも特に一般的な様式であり、店頭では多くのJIS規格履歴書が販売されています。
JIS規格の履歴書では学歴・経歴書欄に多くのスペースが割かれ、比較的自己PR欄が狭いデザインが多くなっています。
一般的な履歴書であるものの志望動機と自己PR欄が一つにまとまっていることから、新卒の就職活動には適しません。
一般用
一般用の様式の履歴書は、JIS規格よりも自己アピール欄が多く設けられています。
そのため、職歴が少ない方や新卒の方など、職歴ではなく自己アピールに力を入れるべき人におすすめの履歴書だと言えるでしょう。
一般用の履歴書は転職者・新卒者のみでなくアルバイトへの応募も含め、さまざまな用途に活用可能です。
転職用
転職用の履歴書はその他の履歴書の様式と比較して、職歴に広いスペースが設けられています。
これまでの経歴がアピールしやすく、JIS規格の履歴書では職歴が書ききれない方でも活用可能です。
転職用の履歴書は職務経歴書とセット販売されている場合もありますが、職務経歴書は手書きではなくパソコンで自作した方がよいでしょう。
新卒用
新卒用の職務経歴書は、職歴欄を小さくした分のスペースが、自己PRや自分の長所・短所をまとめるスペースに活用されています。
そのため、職歴が少ないまたはない方でも、採用担当者に自分のアピールポイントをしっかり伝えられます。
アルバイト・パート用
アルバイト・パート用の履歴書は他の履歴書と比較して記入する項目が少なくなっています。
また、シフト希望を記入するスペースも設けられていることから、履歴書を提出するだけで自分の勤務希望を応募先に伝えられます。
履歴書を購入する際のポイント
履歴書を購入する際には、次のようなポイントを意識してください。正しく履歴書が選べなければ、採用担当者に悪い印象を与えてしまう可能性があります。
目的に合わせて選ぶ
履歴書は、自分の目的に合わせた様式を選ばなければいけません。
例えば、転職活動とアルバイト・パートの応募では目的が異なります。正社員の応募に対して、アルバイト・パート用の履歴書を使えば、必要な情報が採用担当者に伝えきれません。そのためこの場合は、JIS規格や転職用の履歴書を選ぶのがよいでしょう。
自分の目的に適した履歴書の様式については、前の章を参考にしてください。
項目欄が自分に合ったものを選ぶ
履歴書は項目ごとのスペースのみでなく、用意されている項目自体も変わります。
学歴や職歴の項目は全ての履歴書に用意されているものの、志望動機・希望・特技などは履歴書により項目の有無が異なるでしょう。
自分が強調したいアピールポイントを、採用担当者に伝えられる項目欄が用意された履歴書を探してください。
転職や就活用はA4サイズがスタンダード
履歴書には、二つ折りでA4サイズになるものとB5サイズになるものが存在します。
企業から指定がない場合にはどちらのサイズを選択しても良いですが、企業で活用する大半の書類がA4サイズであるため、A4サイズの履歴書の方が扱いやすいと感じる担当者もいるようです。
このような理由から、可能であればA4サイズの履歴書を選んでおくとよいでしょう。
セット売りのものを選ぶ
履歴書は、履歴書単体が販売されているものと、封筒や職務経歴書などがセットになっている商品が存在します。
履歴書を記載した後には封筒に入れて企業に送ったり、持ち歩きの際に封筒が役に立ったりすることがあるため、初めからセット売りの履歴書を選ぶと便利でしょう。
履歴書を購入する際の注意点
履歴書を購入する際には、次のような点に注意してください。
履歴書の指定が無いか確認漏れがないようにする
企業によって履歴書の種類が指定されていたり、指定の履歴書をインターネットでダウンロードした上での提出が求められていたりする可能性があります。
企業が募集要項で指定した通りに履歴書を提出しなければ、指示を確認出来ない・把握出来ない人間だと判断されてしまいます。
履歴書を用意する際には、事前に応募要項をしっかり読み直してください。応募書類の提出は、内容のみでなくさまざまな点で採用に影響を与えると考えるべきでしょう。
既卒者は大学指定の履歴書は使用しない
既卒者とは、すでに大学や高校を卒業しているものの正社員経験がない人を指しています。
大学卒業後あまり年月が経過していない既卒者の中には、大学指定の履歴書を使用して就活をする方もいることでしょう。しかし、採用担当者の中にはその行為に違和感を持つ方もいるのです。
既卒者は、大学指定の履歴書ではなく、自分で用意した履歴書を活用するべきでしょう。
まとめ
履歴書はコンビニやスーパー、ホームセンターを含めてさまざまな場所で購入出来ます。
急ぎで履歴書を手に入れなければいけない時には、最寄りの販売店で履歴書を手に入れると良いでしょう。
ただし本来は、時間をかけて自分の用途に適した履歴書を探すべきです。特に正社員に応募する際に、アルバイト・パート用の履歴書を活用するのはよくありません。
また、自分がアピールしたいと考えているポイントに十分なスペースが用意された履歴書の様式を選び、自分に適した履歴書を使った履歴書作成が出来るようにしてください。
履歴書の書き方について詳しく知りたい方は、以下の関連記事を参考にしてください。
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